落ち着け。
一瞬の気の迷いが死に繋がる。
いや、そこまでのことではないが、さっきはそれ程怖かったし。
まずは理解することだ。
目を瞑り、深く内面へと落ちる。

―――創造の理念を鑑定し・・・



「シロウ、そちらの台布巾を取ってはもらえませんか?」

っは、俺は今何を・・・?
一瞬だが記憶が無かった。
とにかく彼女にわかったと言ってから布巾を渡す。
彼女は礼を言って受け取ると、それで机を拭き始めた。
そこになんらおかしい所は無い。
台布巾はテーブルを拭くために用意してあるのだから、正しい行動と言えよう。

「お茶が入った」

男がお盆にお茶をのせて歩いてくる。
お茶を彼女や俺、そして片手で頭を抑えている遠坂に手渡すと、自らも座ってお茶をすする。
そこにもなんらおかしい所は無い。
お茶が入れられてるのは日本製の湯飲みだし、お茶の味もなかなか―――
いや、うちには大したお茶葉は無かったはずなのだが、とても美味しく淹れられていた。

うん、何にもおかしい所はない筈だ。



・・・でも現実逃避も程ほどにしなくちゃな。

決意を決めて、顔を上げる。
そして口を引き締めて、

「なにやってんのよ、アーチャー!」

声を出す前に、目の前の遠坂が爆発した。























――――――――<開幕>――――――――





























-2/2-









「見ての通りなのだが、マスター」

赤い外套に身を包み、白みがかった赤色の髪をし、逆に少し黒ずんだ肌をした長身の男。
そして今、俺の同級生で憧れ・・・だった女性―――
遠坂凛にアーチャーと呼ばれた人物が、お茶をすすりつつ答える。

「見ての通りじゃないわよ、なんだってお茶なんか用意してるわけ、あんたは」

「ふむ」

アーチャーが手を顎に当て、考えるように目を閉じる。
やがて何か思いついたのか、人差し指を立てて、片目で遠坂を見ながら口を開く。

「まあ聞け、凛。君は夕食を取ってはいまい、故に自らの状態は万全とは言い難いだろう」

「・・・だからって茶なんて」

「故に、お茶なのだ。確かにしっかりとした食事であれば、時間を必要とするだろう。
 が、お茶とお茶請け・・・この場合はみかんだが。
 片手間にでも取れる物ならば、邪魔にもならず、いざというとき力になるだろう」

「ふうん・・・筋は通って無い事もないけど。で、本音は?」

「うむ、凛の家には中国茶しかなかったからな。久々に日本茶を味わいたか―――」

ふっ、どぐ! ゴキィ! どさ・・・

「くだらない事言ってんじゃないわよ、それどころじゃないんだからね」

遠坂が指をぱきぽきと鳴らしながら、ザブトンに座り直す。
ちなみに今の音は、左のフェイクを含めてから右のフックを脇腹に突き刺し、
顎が下がったところに左アッパーが炸裂、アーチャーが沈んだ音だ。
遠坂って、けっこうわんぱくな女の子だったんだな。
俺のなかの遠坂に対する幻想が、ぱりーんと音を立てて崩れ去ったブロークンファンタズムした

「話がそれたわね。で、とりあえずは理解できた?」

「・・・一応な。でも納得できたわけじゃないぞ」

隣の少女を見る。
彼女は俺の隣でお茶をすすって正座している。
着ていた鎧は既に脱いでいて、青と白を基本色としたドレスを見せている。
こうして見ている限り、彼女はただの華奢な少女にしか見えない。

――いや、ただの、なんて言葉は大きな過ちだ。

彼女は美少女だ、絶世という言葉すら霞むくらいの。
だからと言うわけではないが、俺はこの子が戦うなんてことは認められない。
そりゃあ俺だって魔術師だ、セイバーが人間ではない、常識を逸した何かであることはわかる。
それでも認められないし、納得はできない。

「だいたいそんな事して、何になるって言うんだ」

「それはわたしが答えることじゃないわ。聖杯戦争を監督しているヤツに聞きなさい。
 わたしが教えられるのは、もう貴方には戦い以外の道は無くて、サーヴァントはそれにおいて強力な味方ってこと」

と、遠坂は話を切り上げると、セイバーへと視線を変えた。

「さて。衛宮くんから話を聞いた限りじゃ貴方は不完全な状態みたいね、セイバー。
 マスターとしての心得がない魔術師見習いに呼び出されたんだから」

セイバーはそれを聞くとお茶を置き、一転して真剣な目をして答える。

「その通りです。現在私はシロウのレイラインによる魔力供給も無く、そのため回復すらままなりません」

「は? ちょっとなにそれ、最悪じゃない」

遠坂は余程驚いたのか、目と口を大きく開いている。

「というか、わたしにそんなに正直に話してくれるなんて思わなかった。そこまで言っちゃっていいの?」

「貴方の目は欺けそうもありませんでしたから。
 そして現状がどれだけ危険か、シロウに理解してもらうには貴方に話したほうが早いでしょう。
 それに・・・」

「それに・・・?」

セイバーはお茶を手に取り、微笑を浮かべる。

「貴方に嘘はつけない」

それで話は終わり、とばかりにお茶をすすりはじめた。
なんというか・・・心底信頼している者に対しての、ちょっとしたあきらめのような感じであった。
遠坂は頭に疑問符を浮かべたまま、セイバーを見ている。

「えっと遠坂」

「ん、ああ、何? 衛宮くん」

「セイバーの言った通り、何がどうなんだかよくわからなかった」

遠坂は目をしばたいた後、深いため息をつく。
本人の目の前でやるとかなり失礼だと思われる態度だ。

「ほんっとに魔術師かしら、なんでこんなのにセイバーを呼び出されたんだか・・・」

「む。失礼じゃないか、それ」

「うるさいわね。まあその辺は道すがら教えてあげるから、出かける用意をして」

「? 行くって何処へ?」

「さっき言ったでしょう? 貴方が巻き込まれたゲーム。
 "聖杯戦争"の監督役の男に会いに行くのよ」










「ふーん、じゃあセイバーは常時魔力の提供が無くとも、とりあえずは現界できるわけか」

「ええ。それには魔力を消費を抑える必要がありますが」

遠坂とセイバーが、喋りながら夜の道を進んで行く。
大通りを過ぎ、橋の方向へ向かっている最中である。

「なら契約を切っても、一部のサーヴァントは半恒久的に現界できるってこと?」

「いえ、契約が無いということは、聖杯からの供給も断たれるということです。
 そのため魔力が満足な状態であっても、私ならもって1日。
 アーチャーのような特殊なスキルを持ったサーヴァントでも、それで3日は持たないでしょう」

「なるほど、サーヴァントの維持にも、契約を経由して聖杯のバックアップがかかっているってわけか・・・」

正直話はよくわからないが、二人がとても仲がよさそうなのはわかる。
それにしても、今だ俺には現実が理解できない。
確かに存在からして俺達とは違うというのは分かる。
普通に歩いているだけなのに、セイバーの魔力は俺のそれを軽く超えている。
俺と比べれば、遠坂も次元が違うとも言っていいのだが・・・

セイバーには、あのドレスのまま外を歩くというのは少し目立つと思い、上にダッフルコートを羽織ってもらっている。
そうして遠坂と話してるセイバーは、本当にただの少女にしか見えない。

これは俺の偏見なのかもしれないが・・・
過去の英雄、というものはどうにも戦場のイメージしかない。
彼等にも家族がいて、友人がいて、恋人がいるのはあたりまえなのだろうが。
だが目の前で普通に話をしているセイバーを見ると、どうにも英雄、といったイメージが湧かない。
緊張感が無い、というわけではない。
なんというか・・・彼女には角が無いというか、親しみやすい空気があるというか。
あの槍兵と戦っていたときとは、別人のようにも見える。
戦場にいない英雄というのは、得てしてこういうものなのだろうか。
俺の隣を歩いている男を見る。
赤い外套に身を包んだ、引き締まった肉体を持つ騎士。
そういえばこいつもお茶とか淹れてたな。

「えっと、アーチャー、だっけ?」

男は声を出さずに、顔を向けるだけで返事を返してきた。

「お前もセイバーみたいに上に何か羽織った方がいいんじゃないか? 現代じゃその服装は目立つぞ」

すると男はわざとらしく大きくため息ついた。

「二つ程言おう、セイバーのマスター。私は今君とは敵の立場にある。
 その私に警戒もせずに話しかけるというのは、愚行だ。
 そしてもう一つ、私は常にまわりに気を配っている。
 誰かに見られるようなヘマはせん。その前に身を隠せばすむことだ」

「隠すって、どうやってだ?」

「霊体になる」

俺がそれを聞いて頭に疑問符を浮かべていると、アーチャーはさらに深いため息をついた。

「我々サーヴァントは現界しているとはいえ、元は英霊だ。ただエーテルという肉体を得たゴーストに過ぎん」

なるほど、つまりは幽霊になるってことか。

「ん、じゃあ何で今は霊体になってないんだ? 最初からなってれば隠れる必要もないだろ?」

するともう何度目か、彼はさらに深いため息をついた。
・・・俺はそうとうあきれられているらしい。
「俺、そこまで変なこと言ったか?」

「お前は私が意味もなく実体化しているとでも思っていたのか?
 ならば言うが、今この場でサーヴァントに対抗できる戦力はどこにある」

「戦力・・・?」

アーチャーはもちろん、セイバー、遠坂、一応俺。
しかしサーヴァントに対抗できる、という意味ではセイバーとアーチャーのみか。
遠坂は俺なんかよりものすごい優秀な魔術師だろうが、それでもサーヴァントとまともに戦えるものではないだろう。
もちろんそれは俺も同じことだが。

「セイバーと、アーチャーかな」

正直、女の子に戦わせるなんてつもりは全くないが。

「そうだが、しかし今彼女は武装を解いている。再び鎧を装着するには、5秒とかからんだろうが・・・
 それでも奇襲、罠などに対して万全とはいえん。戦いが始まっている今、何故彼女が武装を解いていると思っている」

アーチャーを見やる。
俺のことは見ていないが、前を見るその目には自らに対する自信が浮かんでいる。
つまりは、セイバーはアーチャーを信頼しているということだろうか。
人間的にも、なにより実力的にも。
もう一度アーチャーへ視線を移す。
鋼の様な、引き締められた体。
多少黒ずんだ肌、そして先を見据える瞳は揺るぎ無い意思が籠もっている。
確かにこの男なら、セイバーや遠坂を守りきる実力があるだろう。
あの槍兵や、セイバーと戦った姿を見れば、それくらいは納得できる。
だが俺がアーチャーを見て思った事はそんなことではなかった。
何故だろうか、服装も、言動も、行動にも一致などみられないのに。

俺は皮肉の多い赤い英霊が、俺が目指す男に似ていると思っていた。















「シロウ、リン、私はここに残ります」

セイバーが言ったのは、すでに教会を目の前にしてからだった。

「え? なんでだよ、ここまで来たのにセイバーだけ置いてけぼりなんて出来ないだろ」

「いえ、私は教会に来たのではなく、シロウを守る為についてきたのです。
 そして私はここに入っても得る物は無く、逆にここの神父に私の姿を見られることになります」

ここの神父は聖杯戦争の管理者だと、遠坂は言っていた。
なら別に姿を見られても問題ないと思うんだけど・・・

「シロウ、今貴方は命を狙われるマスターです。
 相手の姿形、役職などで油断を見せず、知り合いであろうともまず警戒心を持つことです」

「む」

確かにその通りなのだろう、魔術師の戦いならば、少なくとも女性だからといって弱いなんてことは無い。

「そうね、だいたいアイツに会わないですむのなら、わたしだって会いたくないし」

少なくとも見た目なんか当てにならなかった遠坂が、セイバーに同意した。
こうなると否定する理由も無いな。

「分かった。それじゃあ行って来る」

「お気をつけて」

セイバーが真剣な表情で言った。

「ああ、凛。すまないが私もここに残る」

「どうしてよ?」

「彼女に少し用がある」

アーチャーがセイバーを見る。

「いいけど・・・アンタ達がどんな関係かまだ知らないけど、まだ戦ったりするんじゃないわよ?」 

「了解している、マスター」




























「さて・・・」

凛と彼女のマスターは教会に入ったのを見ると、荘厳さを身に持った騎士が私を見上げた。

「おひさしぶりですね、シロウ。また貴方に会えるとは思ってもいなかった」

優しい表情で、笑みを浮かべながら彼女は言った。

「ああ、本当に久しぶりだな、セイバー。だが今の私は衛宮士郎ではない、アーチャーだ」

「本当に・・・そうして話しているとアーチャーそっくりですね」

む、自分でも気にしているのだから言わないで欲しい。

「今はリンもいないのですし、口調くらいは戻してもよいのでは?」

「いや、常時こうしていないとボロがでそうでな。彼女は意外と鈍い所があるが・・・気づいて欲しくない事には鋭いからな」

まあそれでも、セイバーの言う通り今くらいはいいだろうが。
教会を見やる。
今彼女達は、あの神父と話しているのだろうか。

「まあ、それは貴方も同じでしたが」

「む、そうか?」

「自覚が無い所も、貴方らしいですね」

そう言って華のように微笑むセイバー。
照れていいのか、怒ればいいのか、微妙なところだ。
まあでも、本当に―――

「ふ、っふふ」

笑い声がセイバーの口から漏れる。
かくいう俺も、笑いをこらえる事は出来ていない。
別に面白いわけではない、これから戦う為に召還されたのだから。
だがあまりの懐かしさか、嬉しさか・・・
二人で静かながらも、しばらく笑いあった。







「でも少し残念だよ」

「なにがですか?」

少し涙がでたのか、目を擦ってセイバーが聞き返す。

「セイバーは聖杯を求めているんだなって・・・俺達と過ごしても、まだ王様で在り続けるんだなってさ」

「シロウ・・・」

俺はセイバーにいっぱい助けてもらったのに、俺は彼女に何もできなかったのか。
そう思うと、ひどく悔しくて・・・悲しい。

「本当にそう思ってるのでしたら、私に対する酷い侮辱ですよ? シロウ」

が、俺の思い違いと言わんばかりに、彼女は腰に手を当てて頬を軽く膨らませる。

「確かに私は騎士であり王でした。しかし、いえ、だからこそあの様な泥に頼る気は毛頭ありません。
 例え本当に万能で無色の聖杯があろうとも、もはや私はそれに興味はありません」

今度は誇らしげに、胸に手を当ててセイバーは言った。
彼女は聖杯を求めていない。
ならば何故?

「じゃあなんでまた召還に応じたんだ?」

サーヴァントである俺達に、聖杯戦争の呼び出しを拒否する方法はない。
呼び出される側である俺達は、召還されて始めて自分の意思を選ぶ事ができる。
まあそれも令呪によって強制参加もありえる話ではあるが。
しかし彼女は他のサーヴァントとは、まず成り立ちが違う。
聖杯を得る事を条件に英霊になった彼女は、逆を言えば聖杯を求めない限り、世界との契約は成り立たないはずだ。
彼女程の英霊なら、契約が無くとも信仰、伝承の多さ故に"座"には存在は残ってしまうだろうが。
彼女が妖精郷アヴァロンに戻れば、少なくとも聖杯戦争の参加は避けられるのではないだろうか。

「それは・・・」

セイバーが顔を少しうつむけ、言いよどむ。

「いや、言いたくなければいいけど」

過去の聖杯戦争後、彼女は俺達と家族になってから随分と変わった。
普通の女の子の様におしゃれにも興味を持ってくれたし、隠し事も一つや二つはあったと思うが。

「そういうわけではないのですが・・・いえ、言いたくても言えないのが正しいのですが・・・」

セイバーがむむむ、と唸る。

「言ってくれないと分からないぞ、セイバー」

「はあ、正直に申し上げますと、貴方とあのリンが原因と言っても過言ではありません」

「俺と、あのってことは・・・俺達の時代の遠坂か?」

ええ、と目を伏せるセイバー。
わからない、俺達がなにかやったのだろうか。

「・・・いや、さっぱりわからない。俺が悪いなら謝るし、許してくれるまでセイバーの言うこととか聞くぞ?」

「いえ、貴方が悪い、というわけでもないのですが・・・あえて言うならシロウのその鈍感さが悪いんでしょうね」

と、ため息をつくセイバー。
あまつさえ、貴方のまわりにいた女性の大半は私と同じ想いをしましたから、とさらに深いため息をつく。
むう、俺は本当に何をしたんだろうか。

「まあとにかく、今私には自分の為の目的があって、召還に応じたのです。
 少なくとも王としてここに来たのではありません」

セイバーに笑顔が戻る。
確かに、俺と遠坂と暮らして、セイバーは色んな想いをしたからな。
少なくとも俺達といたときに、彼女は王でなく家族として暮らしてくれた。

「私も、貴方達が得たものを望んだのです」

笑みをいたずらっぽいものに変え、彼女はそう言った。
俺と遠坂が得たもの・・・?

「そ、それでシロウは今回の聖杯戦争に参加する目的はあるのですか?」

セイバーが話をそらす様にまくしたてる。
ほのかに頬が赤らんでるようだが、様子を見る限り言及しないほうがよさそうだ。

「目的か」

目的。
少なくとも俺は、一度死を迎えておいて現界するようなつもりは無い。
ランサーやアサシンのような、戦いを求めているわけでも無い。
ならば俺には目的などは無い。
そして、

「過去をやり直すつもりなんて俺には無いよ、セイバー。
 それは負けてしまったり、死んでしまった人たちに対する侮辱になると思う」

そうだ、過去をやり直すなんてことはできない。
やってはいけないことなのだ。
あの火事で一人生き延びた自分。
その中で死に至った沢山の人たち。
痛み、苦しみ、涙した人々。
それらは決して無意味なものなんかじゃなく、悲しいながらも、絶対に一緒に歩んで行かなきゃならないものだ。
だから俺はやり直しなどしない。
望まないわけではない、むしろそう願わない日は無かったと言ってもいい。
そう信じてきた道を、曲げるなんて事はできない。

だけど―――

「だけど今俺はこうやってここに存在している。そしてそうやっている以上、同じ過ちを犯すつもりは無い」

何もしないなんて事はできない。

「絶対に、"彼女達"を救ってみせる」

「全く、本当に貴方らしい」

呆れたように、そして何か嬉しそうにセイバーがさらに続ける。

「シロウ、私は貴方の友だ。困難があれば常に手助けしましょう」

「ありがとう、セイバー。俺も君の目的が果たせるよう、全力で手伝うよ」

「いえ、私の事はよいのです・・・」

と、困ったように彼女は言った。
本当に、彼女の目的は何なんだろうか?

そうこうしているうちに、二人が教会から出てきた。
セイバーに目配せして話を止め、頭を切り替える。
また口調を戻さなくてはならないのだ。
全く、正直あの喋り方は疲れてしょうがない。
あの赤い英霊もこんな窮屈な思いをしたのだろうか?






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