桜 | あー、というかなんだかまた話しが別の方向にいっちゃいましたね。 そろそろ次の方をお呼びしませんか? |
イリヤ | そうねー、さっさと終わらせる事に全力を注ぎましょうか。じゃ、よろしく桜。 |
桜 |
はい! ではお呼びいたします。
密林を駆け抜ける最速の獣! 放つ一撃は線から点へ、時に羽の如く広がる様は、まさに縦横無尽の超絶絶技! |
イリヤ | ねえねえ、あそこにいるうん○座りの人、ヤンキーかしら・・・・・・ 違うわよ、全タイだからも○も○君でしょう? で、お馴染みの、ゲイで掘る苦なランサーのご登場よー。 |
ランサー | よう、邪魔するぜ。 |
イリヤ | ・・・・・・動じないわね、貴方。 |
ランサー | おう、なにせ召喚されてからこちら、この世の全ての罵詈雑言を聞き続けてきたからな。 こんくらいじゃ屁でもねえ。 |
桜 | ホロリ |
イリヤ | むむ、中々に強敵が来たわね。 しかしゲストを凹ませてナンボのこの世界。 なんとしてでもランサーを扱き下ろして、服従させてみせるわっ! |
桜 | イリヤさん、そういう趣旨じゃないと思うんですけど・・・・・・ |
ランサー | よう、なんだか判らんがさっさと始めようぜ。 せっかくの宴なんだから飲むか食うか抱くか、それ以外は適当にしてよ。 |
桜 | だ・・・・・・っ!? |
イリヤ | うっわ、なんという古代人。さすがセクハラという単語を知らない勇者ね・・・・・・ |
ランサー | で、どうすんだ、用がねーんなら戻っちまうぜ。 それとも何か、今夜譲ちゃんが付き合ってくれるのか? |
桜 | へっ? |
イリヤ | すとーぉっぷ! あのね、サクラはそういう冗談に慣れてないんだから、からかうのもいい加減にしなさい。 |
ランサー | あん? 俺は別にからかってなんざいないぜ。 |
イリヤ | ・・・・・・サクラに手を出すとリンとジャグラーとライダーがすっ飛んでくるわよ。 |
ランサー | なんだなんだ、やけに突っかかるじゃねえか小さい譲ちゃんよ。 それともあれか、嫉妬か? |
イリヤ | ――――― |
ランサー | そうだな、後10年そこらしたら相手してやってもいいが。 ま、今は諦めて女を磨いてくれや。 |
イリヤ | やっておしまいバーサーカー。 |
ランサー | あん? バーサーカーがどうしたって―――ぶぶぼぁ!? |
桜 | ああ!? ランサーさんがバーサーカーさんの拳でフライハイ!? |
イリヤ | お酒入ってテンション上がっているやつには水とゲンコツが一番ね。 |
ランサー | めめたあ!? |
桜 | あ、帰ってきました。 |
イリヤ | まるで潰れたカエルみたいねー。 |
ランサー | ま、待て・・・・・・ツッコミにしちゃあ・・・・・・随分と酷くねえか・・・・・・? |
イリヤ | いいのよ、アンタ妙にSS内で活躍してたし。 ここくらいギャグキャラで通しなさい。 |
ランサー | なんだそりゃ、まあいいけどよ。 |
桜 | も、もう復活してます。 |
イリヤ | 流石ランサーね、どんな環境にもいち早い適応力を見せる男! |
ランサー | おうよ、一流のサバイバーの名は伊達じゃねえからな! |
桜 | 環境、の意味がちょっと違う気がしますけど・・・・・・ |
イリヤ |
んじゃ、質問コーナー始めましょうか。えー、えふん。 ランサーは最終的に誰がマスターになってるのん? |
ランサー | ん? 何だその質問は。SS内じゃジャグラーがマスターになってんだから、そのままなんじゃねえのか? |
イリヤ | それがそうもいかないのよね。 |
桜 | ええっと、確か原作の設定だと聖杯戦争が終わると同時に全員の契約が一度切れちゃうんですよね。 |
ランサー | あー、そういえばジャグラーもそんな事言ってた気がするな。 |
イリヤ | でしょ、んで、そこんところどうなのよ? |
ランサー | って言われてもなあ・・・・・・そういやそれってホロウでも不透明に終わってなかったか? |
桜 | そういえばランサーさん、自分でも判らないっていってましたよね。 |
ランサー | んま、なっちまった結果にどうこう言うつもりはねえからな。 だが別に契約の更新はしちゃいねえし、特になんにもしてねえが? |
イリヤ | となるとマスター権は結局ジャグラーのままかしらねえ。 |
桜 | あ、そういえばちょっとした疑問なんですけど・・・・・・ |
イリヤ | はい、サクラ。 |
桜 | ジャグラーさんがマスターになったのはいいんですけど。 キャスターさんとアサシンさんを見る限り、 サーヴァントは現世と繋ぎ止める触媒にはなれないみたいじゃないですか。 ランサーさんの触媒はどうなっているんですか? |
ランサー | そういやそうだな・・・・・・ |
イリヤ | 自分の事なのに随分他人事ね・・・ランサー。 ある程度ならわたしから話せるけど、 原作でもはっきりと明記されてる訳じゃないから考察って形でしか言えないんだけど。 それでいい? |
桜 | はい、大丈夫です。 |
ランサー | おう、それで頼むわ。 |
イリヤ |
なんかちゃっかり聞き手に廻ってるやつがいるけど・・・・・・まあいいわ。話はそう複雑じゃないけど。 『stay night』の時、ランサーのマスターはコトミネだったわね、ダメな子から無理やり奪われて。 |
ランサー | ・・・・・・まあ、そうだな。 |
イリヤ | それはキャスターみたいな高次元の契約破りではなく、 ただ物理的に令呪を切り離すという野蛮な方法だった。 それはつまり、マスター権そのものはコトミネに奪われたけど、 契約―――つまり触媒としての繋がりは残りっぱなしだったってわけ。 |
桜 | そんな事ができるんですか? |
イリヤ | できる、っていうより、コトミネにはそれしか出来なかっただけよ。 時間をかけた上で、相手の同意があれば不可能じゃないかもしれないけど。 さらに言うなら、マスター権と触媒が別である事が可能であるということは、 キャスターがアサシンを呼ぶことで証明できてる。 だからこそ、サーヴァントであるジャグラーはランサーを現界させられたって訳ね。 |
桜 | つまり現界する為の繋がりはバゼットさんのまま、 マスター権は神父さんからジャグラーさんへ、っていう流れなんですね? |
イリヤ | そ、だからダメットはまだランサーのマスターでもあるってわけね。 これはあくまでホロウでの関係者の台詞と、コトミネが死亡してもランサーが現界している、 ていう事から推論した結果にしか過ぎないけど。 まあ謎という程の謎でもなく、気にしなかったらそれでいいって事だと思うけど。 どう? 理解できたかしらランサー。 |
ランサー | あん? まあ大体な。 |
イリヤ | うわ、心底どうでも良さそうな反応。 |
桜 | ・・・・・・バゼットさんの話も関わっているのに、 興味ないんですか? |
ランサー | 全く無い、つったら嘘になるがな。 だがよ、それを今の俺がそれを知ってどうこうできる話なのか? |
イリヤ | 無理ね。 そもそもこの会話自体が後書きだからこそできる暴露話、推論であって、 この後に話が続くとしてもわたし達にその記憶はないもの。 まあもしその事を後でランサーが知ったとしても手は出せないでしょうね。 関わるとしたら、書いてるやつがホロウを混ぜた話を作ってからになるわ。 |
桜 | でも・・・・・・ |
ランサー | 今出来ない事を考えたってしょうがねえだろ。 だったら、したい事をして英気を養うのも戦士の戦いだ。 できもしねえ事を病み続けたって面白くともなんともねえからな。 |
イリヤ | 本当にドライね、あなた。悩みとかある? |
ランサー | そうだなあ・・・・・・美女が二人いたらどっちにするか悩むな。 |
イリヤ | うわっ。 |
ランサー | いや、二人同時でもいいか、一人づつだろうが二人だろうが一晩中ヤ |
桜 | ストーップ! このサイトでR−18的発言は禁止です! |
ランサー | あん? Fateは元々18禁ゲームだろうが。 |
桜 | そ、それはそーですけど・・・・・・ほら! PS2版とかも出てる訳ですし18歳以下の方も普通にいらしてるかもしれませんし! |
イリヤ | PS2版を未だクリアできてないが口に出せる話題じゃないわね。 |
桜 | い、イリヤさん? |
イリヤ | あ、気にしないでサクラ。今のは書いてるヤツに対する言葉だから。 それより次に行きましょう。 |
ランサー | そうだな、そろそろ宴に戻りてーしな。 |
桜 |
ごほん、では次の質問です。
最後の戦いで失った左腕ですが、その後どうなんでしょうか? |
ランサー | あん? 別に失っちゃいねえぞ? |
イリヤ | 失ったでしょ、敵のランサーに切られて。 |
ランサー | ああ、そういやそうだったな。 |
桜 | そういやって・・・・・・ |
イリヤ | ほんっと軽いわね、あなた。で、どうなのよ。 腕は治ったの? |
ランサー | 一応な。まだ少し違和感があるが、どうって事ねー。 自分でもそれなりに応急処置はしたし、後でジャグラーにも診てもらったからな。 |
イリヤ | 倒した相手の腕をくっつけて、ねえ。 |
桜 | あの、アレってアレなんですよね? 大丈夫なんでしょうか。 |
イリヤ | さあ、事が起こらない限り大丈夫でしょうけど。 |
桜 | でも結構いろんな人がああなっちゃった訳ですし・・・・・・ |
イリヤ | うーん、そうねえ、正直影響力は皆無だと思うんだけど、 展開しだいじゃいつどうなってもおかしくはないのよねえ。 |
ランサー | おい・・・・・・こそこそ何の話だよ。 |
桜 | いえ? 特に大した話じゃありません。 |
イリヤ | そうそう、あなたの命に関わる話だけど大した問題じゃないから。 |
ランサー | 十分問題じゃねーか! |
イリヤ |
はいはいコメントいくわね。
『我等の兄貴だけに、結構な出番を作らせていただきました。 書いていて気持ちの良いキャラクターなので、ランサーを書いている時が一番楽しかったかもしれません。 今後があるとしたら出番は多めに作る事になると思うので、今後ともよろしくおねがいします』 ですって。 |
桜 | お疲れ様ですっ。 |
ランサー | いやいやいや待てって、とりあえず俺の命がどうたらって件を――― |
イリヤ | あーもーめんどうくさい。バーサーカー! |
バーサーカー | ■■■■■■―――! |
ランサー | またかぶっ!!? |
桜 | 『また株』・・・・・・? |
イリヤ | リアルタイムでフライハイしてるランサーはほっといて、次にいきましょーか。 |