イリヤ |
終わったわねー。
一年越しのあとがきが。 |
桜 | そんな事言ってここでさらに一年経ったらお笑い種ですよねー。 |
イリヤ | うん、流石にちょっと笑えないかな。マジでやりそうだし。 |
桜 | あ、はは・・・・・・もうこれで終わりなんですし流石にそんな事―――― |
??? | ふ、ふふ――――何が終わりですって? |
桜 | だ、誰ですか!? |
イリヤ | 癇に障る高笑い・・・・・・恥ずかしげも無く塀の上に立てる人物―――! |
??? |
そう・・・・・・・・・・・・
時には学園のアイドルにして優等生。 時には丘の上の館に住む魔女。 時にはむかつく杖を振り回して飛ぶ魔女ッ子カレイド。 時には胸ネタでいじられる色物軍オタク。 我が名は遠坂凛! 今宵この時、宴を終わらせる為に参上したわ! |
桜 | うわー、ノリノリですね。 |
イリヤ |
トウ! とか言って降りてきたは。流石魔女ッ子ね。漫画じゃ私に魔女ッ子取られたけど。
しかも古典的に土煙上げながら向かってきてる――― |
凛 | だあぁれがまな板胸かあああ! この胸か! この胸が言ったのかぁあああ!? |
桜 | ひゃん! 駄目です姉さん、もっと優しく・・・・・・できれば初めては二人っきりで・・・・・・ |
イリヤ |
はいはーい。自分で言ったことに激昂して桜の胸を揉みしだかないの。
っていうか凛、二度も出てきてどういうつもりよ? もうインタビューは終わったのよ? |
凛 |
アンタこそ何言ってんのよ?
わたしはこのあとがきに一回も出てないじゃない。 だっていうのに勝手に終わらせようとするから、あんな出方するしかなかったんじゃない。 |
桜 |
別にあんな出方はしなくてもよかったんじゃ・・・・・・
あれ、姉さん出てませんでしたっけ? |
イリヤ |
出てない筈がないじゃない。
だって前半は人間で、後半サーヴァントっていう切り分けで進めてるんだから・・・・・・ あれ、もしかして本当に出てきてなかったの? 凛。 |
凛 | だから本当に出てないって言ってるじゃない。 |
イリヤ | え、うそ。まさか素で忘れ去られてたとか? |
凛 | 違うわよ! |
桜 |
姉さん。確かに姉さんは立ち位置的にシエル先輩と同じ所にいますけど、めげないでください。
シエル先輩は地味で色物としか突出してませんけど、姉さんにはいい所もいっぱいあるんですから。 |
凛 | がー! いちいち人の神経逆撫でするわね天然腹黒姉妹! ひっぱたくわよ! |
桜 |
あんっ。 姉さんにならひっぱたかれようと縛られようと構いません。
むしろ望む所です! |
凛 | ・・・・・・この娘、こんなキャラだっけ? |
イリヤ |
んー、まあ最近ね。
で、それより凛はなんでいまさら出てきたのよ。 もう司会用カンペも無いし、インタビューは終わりよ? |
凛 |
ふん、確かにインタビューは終わりね。
しかし全てが終わりじゃないわ。 これを見なさい! |
イリヤ | そ、それは!? |
桜 | 無残にも電子の塵になりかけたテキストファイル!? |
凛 |
メタ的な発言をしないの。ま、それはともかく。
これがどういう事かわかるかしら? |
イリヤ | もしかして・・・・・・もうSSの続きが出来たってこと? |
凛 | へ? |
桜 |
わぁー! ついに更新再開ですか!
日に日にアクセス数は減っていますけど、まだ確認してくれる方はいらっしゃいますし、 これでようやく皆さんとまたお会いできるんですね! |
凛 | あ、いや・・・・・・えっと。 |
イリヤ |
ふん、だいたい何もかも遅いのよ。
キリ番リクエストだって一つ残したまま Fate/Zero は終わっちゃうし。 ついに格闘ゲームがアーケードになって家庭用も近いっていうのにいまさら過ぎるのよね。 これって Fate / stay night のSSよ? hollow ですらないのよ? |
桜 |
またまたあ、イリヤさんだってうれしいくせに。
予定では結構イリヤさんのお話は多そうですしね。 これからもいっぱい共演できるみたいですし、うれしいです! |
イリヤ |
ん、まあわたしもサクラとシロウなら出番があってもいいわね。
しょうがないから付き合ってあげるわ。あくまでもしょうがないからよ。 |
桜 | ふふ、楽しみにしてますっ。 |
凛 | あのさ・・・・・・これただのカンペなんだけど・・・・・・・・・・・・ |
イリヤ | ・・・・・・・・・・・・ |
桜 | ・・・・・・・・・・・・ |
凛 |
ふわはははは!
つまりは貴方達が得ていた立場、司会という役割はわたしのモノという訳よ! |
桜 | 強引に予定してた展開へ戻してきたー!? |
イリヤ | な、なんですってーそれはどういういみよっ。 |
凛 | 棒読みで『仕様が無いから大人の対応として付き合ってやるか』的に驚かれても嬉しくないわよ。 |
桜 |
でも本当に不思議です。
前半に姉さんが出なかったのもそうですけど、何で最後の最後に司会までやるんですか? 確かに解説キャラとしても姉さんは仕事してますけど、準主人公的には2番目当たりだと思うんですけど。 |
凛 | ふっ、流石に桜、それでこそわたしの妹。良い所に気づいたわね。 |
桜 | 姉さんが不思議ちゃんって事ですか? |
凛 | 全く違う! そう、つまりは誰が主人公かって事よ! |
イリヤ | はあ? それは言うまでもなくアチャ士郎でしょ? |
桜 | もしくは衛宮先輩ですよね。 |
凛 |
本当にそうかしら?
本当にアーチャーが主人公だと思う? このSSで、いったい誰の一人称が多かったと思っているのかしら? |
イリヤ |
・・・・・・少なくとも、アチャ士郎は驚く程に主役っぽくないわね。
タイトルみればどう見ても主人公なのに。 |
桜 |
となるとやっぱり先輩、だと思うんですけど。
うーん、でも衛宮先輩は真相を知らないから少し蚊帳の外っていうか、あまり物語りの中心って気はしませんよね。 |
凛 |
そう、つまりあの二人はただのブラフ!
本当の主人公は―――――このわたしだったというわけよ! |
桜 | いやいやいやいや。 |
イリヤ | それはねーよ。 |
凛 | ちなみに桜がヒロインよ。 |
桜 | アリですね。 |
イリヤ | 切り換えが変態的に早いわよサクラ! |
桜 |
姉さんがヒーローでわたしがヒロインですか・・・・・・
ヒロインに陵辱されるヒーローっていうのも意外といいですね。 |
凛 | さらりと爆弾発言しないで。 |
イリヤ |
はあ。
で、意味は判らないけどリンは自分が本当の主人公で、だからこそ最後のトリを任された。 そう言いたい訳? |
凛 | その通りよ。話が通じて助かるわ。 |
イリヤ |
話が『早くて』じゃないのね。
いや、まあ隣の娘を見ればそっちのほうが正しく聞こえるけど。 |
桜 | へ、なんへ姉はんとわらひがメインなんれすか? |
凛 |
鼻血を止めろ。
それはねえ、このSSの隠されたテーマが、『姉妹愛』だからよ。 |
桜 | 禁断の姉妹愛! |
凛 | 禁断とか付けないで。居なかった筈の犯人が鎌首もたげちゃうからね。 |
イリヤ |
納得できないわね。
確かにラストの方でリンがサクラに対する愛情を見せてるシーンは多くなってたわ。 士郎が足止め役に徹して、リンがサクラを救った事も踏まえると信憑性は有るには有る。 でも前半なんてそんなそぶり全く無かったじゃない? どう考えてもアチャ士郎の主観で語られる物語だったでしょ。 |
凛 |
あー、まあ確かにその通りよ。
正直に言うと、『赤き英霊へ至り、再び聖杯戦争へ』っていうタイトル通り、最初はあのアーチャーが主人公だったのよね。 ここでも語ったと思うけど、このSSの始まりは『衛宮士郎が英霊になったら』っていう事が元なんだし当然あいつが主人公だったわ。 でもね。書いてる奴にはどうしても『アーチャーが全てを救う』っていう話が考えられなかったのよ。 |
桜 | アチャ士郎さんが、全てを救う、ですか? |
凛 |
もちろん全部アイツ一人でやらせようって気は初めっからないわよ?
でもね、アイツはなんていうか・・・・・・ イリヤと桜を助けたいって気持ちはある癖に、わたしのサーヴァントである事を蔑ろにはしなかったのよ。 信頼に応えたいんだか義理堅いんだか判らないけど、令呪とは関係無しにね。 細かい所は知らないけど、わたしの方針に無い行動はしなかったし。 |
イリヤ |
原作アーチャーなんかさっさと目的果たせばいいのに、サーヴァントの行動を逸脱したものは無かったしね。
多少契約はぶっちしたりしたけど。 |
凛 |
SS内の最後でも言ってたけど・・・・・・
自分がこの時代の『衛宮士郎』じゃないって事を気にしてるみたいね。 現代の人間ではない自分が、過去の改竄をしてはならないって。 |
桜 | だからこそ自分の意思を強くは出さなかったって事ですか。 |
イリヤ | ジャグラーもそんな感じなのかしら。 |
凛 |
彼女は好き勝手してたと思うわよ。
勝手に人のサーヴァント借りたり、 少しはアーチャーの事を見習って欲しいものだわ。 |
イリヤ | ・・・・・・・・・・・・ |
桜 | ・・・・・・・・・・・・ |
凛 | ・・・・・・何よ、二人してその目は。 |
桜 | 姉さんって、結構どんな事に対しても鋭いのに・・・・・・ |
イリヤ | 自分の事に関してだけは極度に鈍いわよね。 |
凛 | な、何よそれ。どういう意味よっ。 |
イリヤ | で、アーチャーがなんだっけ? |
凛 |
え? あー。
まあつまりね、アーチャーはメインキャラクターではあるけど、 主人公には成りきれなかったのよ。 桜を助けるとか、綺礼を倒すとか。そういう役割はわたし達に廻ったしね。 |
イリヤ | まあ、このSSの展開からするとアチャ士郎が桜を助けたり、 コトミネを倒すっていうのはなんか違う気はするわね。 |
桜 |
うーん、でもその点衛宮先輩ならどっちもこなせると思いますけど。
実際ラスボスっぽい言峰神父を倒したのも衛宮先輩ですし。 |
凛 |
まあね。
でもライダー戦の士郎を見れば判るでしょう? |
イリヤ | うーん、確かに自らサポート役に廻ってたわね。 |
凛 |
その点! わたしは悩み苦しみながらも桜を助けた。
女だけどこれぞまさにヒーロー! |
イリヤ | ・・・・・・判ったわ。 |
凛 | 理解してもらえたみたいね。 |
イリヤ | ええ、つまりは主役なんてただの名目っていう事ね。 |
凛 | はぁ!? |
イリヤ |
考えてみればだいたいの人の一人称で話があったし、ほぼ全員にメインストーリーがあったものね。
全員主人公って事でしょ? |
桜 | あ、そうですね! それすっごい納得できます! |
凛 | え、ちょっ! |
イリヤ |
思えばアチャ士郎に始まって、リン、シロウ、セイバー。
わたし、サクラ、ランサーまでもがメインっぽいストーリーあったものね。 書いてる奴の好きなキャラ贔屓もあったでしょうけど、 |
桜 |
あー、そういう意味じゃコロッコロ主人公変わってますね!
わたしは・・・・・・残念というかヒロインっぽいのしかありませんでしたが。 イリヤさんも男気、もとい衛宮先輩のお姉さんらしい格好いいシーンありましたし。 |
凛 | ・・・・・・・・・・・・ |
イリヤ |
最近じゃ『演劇は皆で主人公やりましょうね〜』っていう世の中だしね。
ゆとり教育の弊害がここまできたと。 |
桜 | 書いている人の優柔不断っぷりというか、 後先考えてないのが駄々漏れですねえ。 |
凛 | ・・・・・・・・・・・・ |
桜 | あれ、どうしたんですか姉さん? |
凛 | うん、ごめん。お姉ちゃんちょっと勘違いしてたよ・・・・・・ |
イリヤ | ふん! ようやく理解できたようね! |
凛 | ああくそ! それわたしの台詞だったのにっ・・・・・・! |
イリヤ | で、リンはなにしにきたの? |
凛 | ん? あー、そういえば司会だったわね。 |
桜 | なんの司会ですか? 登場キャラにインタビューは終わっちゃいましたし。 |
凛 |
うん、だからこのSS事態の楽屋裏をね。
っていまさらね、こういうのを話すのも。 普通最初に断るものじゃないの? |
イリヤ | さり気に今の会話で『メインテーマ』『主人公』については話せた訳ね。 |
凛 |
いや、確かにそれもカンペにあるんだけどさ。
もう少しスマートに司会らしく解説したかったわあ。 |
桜 | 大丈夫です! 姉さん司会らしいですよ! |
凛 | ん、そう? |
イリヤ | ええ、このグダグダな感じがなんとも司会らしいわ。ここの。 |
凛 | ぐぬお・・・・・・! いちいち一言多いわね、このロリ! |
桜 | それで、次はどんなお話なんですか? |
凛 | ふーっ、ふーっ! |
桜 |
落ち着いてください、姉さん。
猫のマネ、イリヤさん本気で怖がってますから。 |
凛 |
ふぅ・・・・・・ええ、次の話だったわね。
次は―――――このSSがどうやって書かれたか、ね。 |
イリヤ |
どうやって、って。
テキストエディタにベタ書きしただけでしょ? |
桜 |
途中から TeraPad っていうフリーのテキストエディタを導入したんですよね。
使いやすくて非常に助かってます! |
凛 |
いや、そういう話じゃなくて。
どうやってストーリーや展開を作っているか、って話よ。 |
桜 | またまたあ、そんな独りよがりの解説なんて誰も喜びませんよ? |
イリヤ |
むしろ不快よね。
っていうか殆どの話が本家のパクリでできてるんだから作り方もなにもなくない? |
凛 |
自虐も十分不快よ。
っていうかネタバレしないでよイリヤ。 |
イリヤ | は? 何が? |
凛 |
まあ口は悪かったけど・・・・・・ようはこのSSが原作 Fate を参考にしてるって事よ。
リスペクトとかオマージュとか、色々言い方はあると思うけど。 |
イリヤ | ・・・・・・つまりはパ |
凛 |
だーかーらぁ、違うっての。
いや、まあ全否定するつもりはないけど。 |
桜 | つまりは本家 Fate の名シーンを違う形で再現した、って事ですね。 |
凛 |
そう、特に後半はね。
セイバーVS黒セイバー、士郎VSライダー。 この編なんかが判りやすいと思うけど。 |
イリヤ | 具体的には誰のどのシーンを再現してるわけ? |
凛 |
うーん、まあその辺は読んでもらった方が判りやすいと思うけど。
例えばセイバーVS黒セイバーは、黒セイバーを金ピカに置き換えるだけですむわね。 宝具の打ち合いで競り負けて、アヴァロンを展開して斬り付す。 カリバーンっていうイレギュラーもあるけど・・・・・・ あれは士郎が原作 Fate の第一ルートでカリバーンを投影した、って事が元ね。 |
イリヤ |
ま、その辺はそのまんまよね。
カリバーンは意外だった人も多かったみたいだけど。 |
凛 |
あー、あれも結構ぎりぎりだったのよねー。
金ピカだから懐に入って間に合ったけど、相手は同じセイバーだから。 |
桜 |
そーいえばアヴァロンで特攻後に弾かれちゃいましたよね。
決着をつけたのはカリバーンでしたし。 |
イリヤ | ふむ。で、士郎の方は? |
凛 |
士郎VSライダーも簡単よ。
人、場所といいわかりやすいでしょ? |
桜 | えっと、それってやっぱり衛宮先輩とライダー、そして黒セイバーさんの戦いですか? |
凛 | そう、そこから黒セイバーをなくして、ライダーを敵にすれば・・・・・・ |
イリヤ |
場所、人、使った宝具まで共通してるって訳ね。
違うのは敵対関係と宝具を向けた先、って事ね。 |
凛 |
まあこんな風に色んなシーンには元ネタ?っぽいものがあるのよね。
他にはさっきのカリバーンとか、一部一部をどこかしらから持ってきているものもあるわ。 まあこれは二次創作なんだから当たり前っちゃー、当たり前なんだけど。 |
桜 | はー、そういう事を考えながら読み直してみると楽しいかもしれませんね! |
凛 | で、最後はコメントね。 |
桜 | あれ、もう終わりなんですか? |
凛 |
長々と続けたって仕様が無いでしょ?
面白い話でもないし。 |
桜 | 面白い話じゃない、っていうの判ってて書いているんですね、あの人。 |
イリヤ | ま、本当は3〜4つ語るつもりだったけどネタが思い出せなくなっちゃったっていうのが理由ね。 |
凛 | やあねえ、痴呆かしら。 |
イリヤ |
SSを書きながら『こういうあとがきを書きたいなあ』って考えてたし・・・・・・殆どメモもないから。
というかほぼ1年ほったらかしにして大分忘れ気味なのよね、SS自体。 |
桜 | たまーに自分のSSを読み直して、この話はいい! この文章は酷い!って一喜一憂してますしね! |
凛 |
ま、大半は書き直したがってばかりだけどね。
いまさら誤字見つけて修正してたりするし。 |
イリヤ | 救いようがないわねー。 |
凛 |
ま、その辺は長い目で見てあげましょう―――もう十分見たけど。
じゃあ、このSS、『赤き英霊へ至り、再び聖杯戦争へ』に対するコメントよ。 『始めは、英霊・衛宮士郎という想像でした。 彼の物語として書き出された物語は、気づけば様々の想いが重なる世界になっていました。 楽しい時もありました。苦痛に感じる時もありました。 それでも書き続けられたのは皆様の声援のおかげであり、また、この世界の結末が読みたかった自分という読者がいたからです。 IFという可能性に心惹かれたのが始まりであり、書き続けた理由。 あの赤き英霊の背中を、その背中を追いかけて成長した少年の姿を、どうしても見たいからこそ書き続けました。 結果的に言えば、最高の作品と胸を張って言えるものを書けた自信はありません。 ですが、それでもこの作品を書き上げた事が、私にとって、皆様にとって、一瞬でも夢中になれるものであれば嬉しいと思います。 SS投稿サイトから読み続けている方、HP公開から読み続けている方、途中から読み始めた方、そして今まさに読み終わったという方。 全てに感謝し、心よりのお礼を申し訳挙げたいと思います。 ここまでお付き合いいただき、真にありがとうございました』 |
イリヤ | ・・・・・・・・・・・・ |
桜 | ・・・・・・・・・・・・ |
凛 | 以上、正真正銘これで全部終わり。カンペも続き無しよ。 |
イリヤ | ま、最後くらいは真面目に終わらせてきたわね。 |
桜 | わたし、ちょっとグッってきちゃいました。 |
凛 |
今振り返ればほぼ3年間、全68話。
長いんだか短いんだか微妙な数字ねえ。 |
イリヤ |
上を見ればキリはないけど、まあやった方じゃないかしらね。
一回一回がそう長くはないんだけど。 |
桜 |
もう、イリヤさんったらそんな言い方ばっかり。
正直に褒めてあげましょうよ。 |
イリヤ |
褒めてるでしょ?
それにこれくらいがちょうどいい評価だと思うわ。 |
凛 | ふん、そーね。ベタ褒めしすぎるような事はしてないもの。 |
桜 | 姉さんまで・・・・・・ |
凛 | ふふ。 ・・・・・・じゃあこれで最後の挨拶としましょうか。 |
イリヤ |
楽しかったわ。
二人の士郎と仲良くなれたし、一人妹までできちゃったしね。 |
桜 |
はい、わたしもイリヤさんと仲良くなれてよかったです。
それに姉さんとも・・・・・・すっごく嬉しかったです。 |
凛 |
ま、わたしも自分の手で何か出来たっていうのは悪く思ってないわ。
色々助けてはもらったけど、それだけは褒めてあげようかしら、ね。 |
桜 | それでは、SS、そしてこのあとがきに付き合ってくださった皆様。 |
イリヤ | 長い間、本当にお疲れ様でした。 |
凛 | 最後に、心よりのお礼の言葉を申し上げたいと思います。 |
三人 | ありがとうございました! |